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241-6  事例演習基礎

講師

花井俊紀

目標

臨床心理学における事例とは、本来危機状況の「人」と向かい合い、つまり1対1で死の床に侍り、自分と相手と1対1で徹底して相手を理解するということを意味する。目に見えない心だからこそ、その理解は科学的になされる必要がある。本クラスは、臨床家や相談者が、個々一人一人の人とどのように向かい合うことができるのか、事例理解とはどういうことなのか、科学的に人を理解するとはどういうことか、を理解することを目標とする。基礎クラスとして、ケースフォーミュレーションの汎用フォーマット2W1Hを書けるようになることを目指す。

内容

講義と演習
年度前半は、ケースフォーミュレーションを作成するために必要な臨床データを得るために必要な知識・態度を学ぶ。年度中盤以降は、毎回、心理相談事例に向かい合う。事例資料を元に、各自がケースフォーミュレーションを作成しながら、事例の理解を紐解いていく。その中で、ケースフォーミュレーションを作成するために必要なアセスメントの基礎を学ぶことができる。事例となっている多くの人に会う演習である。
1. ケースフォーミュレーションと心理面接の組み立て
2. 観察と臨床事実
3. 事実とストーリー
4. アセスメント:PEA紐過程・欲動エネルギー展開図式・ストレス症候発達図式
5. ケースフォーミュレーション:汎用フォーマット2W1H

テキスト

小谷英文 (2022) 『ケースフォーミュレーションー困難患者の臨床と研究の基軸―』

対象

教育、医療、福祉、人事などの領域で対人援助職に従事している方。

日程

第2月曜日 19:00-21:00 全10回
5/13, 6/10, 7/8, 9/9, 11/11, 12/9, 2025/2/10, 3/10, 3/31, 4/14

料金

93,000円(税込)

定員

30名

備考

受講条件:①次の有資格者および受験資格保持者:公認心理師、臨床心理士、医師、看護師、教師、精神保健福祉士、社会福祉士、②上記資格を持たないが、申込審査で受講を認められた者。