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PBSR (Post Big-event Stress Reaction)予防を

トップアスリートが大きな大会で、自分の持てる全ての力を出し切って戦った後に起きる心理反応の一つにPBSRがあります。大会後、長いトンネルに入ったような無気力な状態になるトンネル反応を経験したトップアスリートは少なくないでしょう。長いと6ヶ月あるいはそれ以上何もできなくなることさえあります。

アスリートだけでなく、多くのアーティストやビッグプロジェクトの後の研究者、技術者もこの反応を経験することがあります。TOKYO2020は、かつてないストレス下で実施された大イヴェントでしたから裏方さんにもこの反応が出る可能性があります。

単なるスランプ、うつ状態とは異なります。大イヴェントに心身エネルギーを集中したストレスによる心の反応です。大イヴェント後ストレス反応、PBSRです。何が自分に起きているかを理解し、長くなるトンネルを短くしましょう。

PBSRトンネル反応症候群

通常の生活に支障はないが、自分の専門競技の練習、試合に、あるいは専門の仕事に従事するエネルギーが出なくなる。病気や精神の障害ではないが、以下のような症候が出て、自分らしさが見失われる。

対処の方法

1)トンネル反応を意識したら、まずは自己対応

【自己対応の標準

STEP1:2週間の完全休養

自分の専門競技・練習、あるいは専門の仕事や活動から完全に離れる。旅行、山歩き、芸術鑑賞、庭・畑・牧場仕事、座禅、巡礼、武道(古武術など)などが役立つ。

これらに身を置いて、マインドフルな自分を取り戻す流れを作る。

       ↓

トンネルを抜けた感じが出たならば・・・

       ↓

STEP2:2週間のリハビリ

2週間後にいつもどおりの競技・練習や仕事、活動のルーティーンに戻るように計画を立て、実践する。

2)自己対応でうまくいかない時は…

 【専門家対応

力動的コンサルテーション

内密性のもと自分が正直になれ、相手も率直に話を聴き助言をしてくれる力動的心理療法家とイヴェント前、イヴェント時、イヴェント後のそして今現在の自分の思いを何でも話をしましょう。その上で、トンネルを抜ける為のセルフコーチングのプランを立てるコンサルテーションを受け、セルフコーチングを実施します。

さらに大イヴェントを新たな財産として、一層自分のパフォーマンス能力を上げていくエグゼキュティヴコーチングによる助けを得ることもできます。

小谷 英文 Ph.D.

精神分析的心理療法 エグゼキュティヴコーチング