新型コロナ・メンタル対応 特集ページ

 

PASコロナストレス対応

 

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ワンポイント メンタルコーチング

 

ワンポイントメンタルコーチングその3(2020/5/22)

 

日常に戻る困難
自分のメンタル対応に勇気を

 

新型コロナのワクチンが出来、それが一般使用できるようになるまでパンデミック脅威は続きます。危機状態の慢性化は個人にも社会にも健康と心的安全を保つことを難しくします。しかもこのような経験を現代人は持っていません。自分自身の平常心を取り戻し維持することは簡単ではありません。

このことを自覚し、心と身体の健康管理を意識して心がけましょう。

 

現代人は、人のネットワークの中で生きることに馴染み、一人で生活することに多くの弱点を有していることを意識しないようになっています。社会生活から距離を置く自粛生活が続き、人々は人の中で働き、つながり、楽しみ、安定を得ていた当たり前のことが、失くなってしまう事態にしばらくは現実感を持てなく戸惑いが続くことでしょう。

人なかでの安心感

人まえでの優越感

評価されることによる自尊心

一員であることによる自己感

 

これらの当たり前であった感覚がいつの間にか失われ、何か落ち着かず、不全感、不足感、違和感、イライラ感が、少しずつ沈殿し、自分が自分である自己感は薄まり、自分の考えと行動、行動と気持ち、考えと気持ちがどこかずれて、果ては自分を見失うことも起こります。

自分を失った状態になりそれを意識できず不安なままに過ごしていると、そのストレスから不眠や、食欲、胃腸、便通、皮膚、の変調をきたし、腹痛、下痢、めまい、胸痛、等々、様々な身体不調が現れることが少なくありません。ストレス障害とか心的外傷ストレス不安や障害と呼ばれる心の不調の身体への現れです。

病気ではない「うつ反応」が、風邪のように誰もがかかるものになってしまうことが予測されます。いわれのない被害感が強くなり、かつて多くみられた精神反応の一つ「対人恐怖」や現代の「引きこもり」の誘引も、強くなる可能性があります。

社会的には、反社会性が強まり、交通トラブルや事故、外傷を負わせる犯罪が増える恐れもあり、社会そのものが懲罰的になり強迫性やヒステリー性を高め、窮屈で不安定な社会の風潮が強くなる可能性もあります。

家庭や教育の場そして職場で、これら上記の問題は顕著になる可能性があります。子供も大人も、平常心を保ちにくいという自分に違和感を感じたら、できるだけ早くメンタル支援を求めましょう。メンタルな動揺/不安が障害として根付く、その前の対応が肝要です。

 

 心と体のバランスに変調を感じたとき、勇気を持って最も身近な人に助けを求めましょう!

それでも落ち着かないとき、気軽に心の専門家に声をかけましょう! 

 

 

 

ワンポイント メンタル・コーチング その2(2020/4/21)

 

新型コロナ対応:一人一人の対応 ワンポイントコーチ

P:感染に対するできる限りの防御P、

S:自分自身の生活する基本能力の維持と増進(セルフケア能力を高める)

危機対応の二つP.S.は、意識して続けましょう。

 

セルフケア全ての基本、自分の時間を刻みましょう。

 最高のセルフケアをできる人々が、トップアスリートや自らの命に関わる仕事のエキスパートたちです。彼らは自分の身体で刻む自分自身の時間を確かに刻みます。

反対にメンタルに支障をきたしている人が、自らの時間を刻むことができるようになると、精神の障害には無縁になります。ストレスが慢性化しそうになる時、人は自分の時間を失います。その前に自分の時間を刻みましょう。

 

怖れるに時がある。怒るに時がある。不満を持つに時がある。不安を感じるに時がある。

自分の時間を刻んでいれば、脅威、怒り、不満、不安、の区別がつき、その対象を識別でき、無力なストレス状態に陥ることを免れることができます。

今、

  • 恐れの対象は、コロナウィルス(天災)
  • 怒りの対象は、人や組織の行為(人災)
  • 不満の対象は、自分自身の基本欲求(食、睡眠、性、運動、仕事)
  • 不安は、現実の不確定要素(時間が自分のものになりにくい)

 

危機対応二つPSは、感染が止まらない限り、自身の身を守るために続けましょう。
PSの対応の案外と難しいことに加えて、外出自粛、施設の使用停止、催し物の停止、営業停止等、さらに医療従事者の過重緊張と過重労働が続くこの時期、人それぞれに異なった障壁が立ちはだかっていることと思います。
感染パンデミックは、大地震や津波の時とは異なり、人との繋がりが一様に保てる状況ではない面があります。
死に至る強い脅威がありながらその敵の姿が明瞭には見えず、脅かしとなる状況への対応は人によって多様であり、一様に「頑張ろう」では気持ちが一致しないところがあるからです。

このような時、人は自分の時間を失いがちになります。
世間では、政府、地方自治体、諸外国情報、マスコミ等、コロナに追われる時間が増えます。
これを「コロナ時間」と呼ぶことにしましょう。
他方、外出自粛によっていつもより家庭にいることが多い人は、日頃は遠くにしている「家庭時間」が近くに長く流れます。

医療関係者は、コロナ時間よりも早い「医療崩壊時間」が流れます。
事業主には見えない先、なかなか進まない「経営時間」が流れます。
人それぞれに生活状況に応じて、いつもとは異なった時間が自分の周りを囲み、自分固有の時間は拡散し、あるいは医療従事者のように仕事の時間に自分の時間が吸収されて、まるで自分の時間がなくなり、自分自身の存在感覚が危うくなることが起こります。

自分の時間の感覚は確かですか?
時間が自分のものでなくなっている感じがあれば、取り戻してください。朝起きてから就寝まで、自分のニーズに合った時間使用をしていれば大丈夫です。

 

 

ワンポイント メンタルコーチング その1(2020/4/10)

 

鍵(変数)は、時間と場所にあり

 

緊急事態の今

 

ひとりひとり個人の対応: PS

1. P (Prevention): 自分自身に関連する全ての感染因子を可能な限り排除する

2. S (Self Care): 摂食、睡眠、運動のセルフケア意識を高め、ストレス低減を図る

まずはこの2点、意志を持って行うこと、「心配―ストレスー心配」のストレス生産心的サイクルを断ち切り、敵はコロナだけと定め受け身ではなく心を能動態勢にすることで、免疫力を下げる態勢を、上げる態勢に変えていきます。

子供対応は、大人がこのPSを語り見える形で実行し、子供たちに根源的な生きる養育、教育をする姿勢を持って自らの実行力を示すことから始めましょう。

 

組織の対応:LIW-G

1. L (Leadership): 強いリーダーシップの再構築:個人を守り組織を戦う態勢に向ける

2. I (Individual cohesiveness): 上記ひとりひとりの個人対応を徹底させる

3. W-G (Working Through and Group Cohesiveness): 上記態勢が、集団/組織メンバーに孤立化の力学(ba-I:A/M)を高めることが必然的に起きる。これに対して個々に絆を意識できる仕事を徹底させるその確かな成果を共有することによって、凝集性力学を起動させる。