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232-8 量子力学的介入法

講師

小谷英文

目標

事後性の力動介入ではなく、過去も現在も未来も重ね合わせてある今ここの時間空間に、時間を無くすかの如くの準静的過程の力動展開を図る精神分析的システムズ心理療法の介入技法の基本型を習得する。

内容

演習
 インシデント法、すなわち心理療法面接において展開の詰まった場面を取り出し、その時その場で「どうするか」を明確に展開し、クライアントとセラピスト両者のデュアル抵抗を解く演習を重ねる。具体的には、詰将棋の逆展開、すなわち詰められて身動きできなくなった王将を解き放つ介入の練習を重ねる。デュアル抵抗によって膠着状態となった心理面接インシデント場面を、PAS基本技術をフル活用して面接プロセスを動かす転回を図る基本型を学ぶ;1)応答構成面接基本技法、2)不安面接法、3)メンタラィジング、4)セラグノーシス、5)ケースフォーミュレーション展開法。
*介入分析法の到達技法であり、かつ基礎でもある。精神分析的システムズ心理療法の面接技法の習得はここから始まり、この技法の習得に終わる。いわば終わりのない、磨き続けなければならない臨床アートのコースである。

テキスト

小谷英文(2008) 『ダイナミックコーチング』
小谷英文(2018) 『精神分析的システムズ心理療法:人は変われる』
小谷英文(2022) 『ケースフォーミュレーション;困難患者の臨床と研究法』

対象

臨床心理士、公認心理師、精神看護CNS、精神科医、教師など

日程

第2木曜 18:45-20:30 全10回
5/11, 6/8, 7/13, 9/14, 10/12, 11/9, 12/14, 2024/1/11, 2/8, 3/14

料金

88,000円(税込)

定員

15名

備考

受講条件:メンタルプロフェショナル(医師、心理士、看護師、メンタルコーチ、エグゼキュティヴ・コーチ、人事管理者など)であること。